1000uの元本から六桁の利益を得るまでのこの5日間は、まるで過去8年間の授業料を一度に取り戻すようだった。秘訣？実はたった二つの言葉：臆病＋堅実。

まず、どれほど臆病かというと——最初の資金を5つに分けて、単一のポジションは総ポジションの20%を超えないようにした。なぜそんなに臆病なのか？数年前に損をした経験があるからだ。その時は自分が見極めたと思い、一気に突っ込んだが、調整局面で半年前の利益の大半を失った。それ以来、マーケットは自信があっても面子を見せてくれないと理解した。

今回成功できたのは、指標を「健康診断レポート」として見ているからだ——一つのデータだけ良くてもダメで、すべての指標が緑灯を点灯して初めて動く。

**最初のポジションはどうやって入ったのか？**

私はMACDをほぼ4時間見続けた。多くの人はゴールデンクロスが出たら突っ込むべきだと思うが、私は多くの「フェイク動作」を見てきた——速線と遅線がちょっと触れ合っただけで離れる、そのような動きは全く信用できない。私は速線が遅線にしっかり張り付いて1時間以上続き、赤い柱が一段一段と上昇し、取引高も以前より明らかに増加しているのを待った。途中、MACDが交差しそうになったり離れたりを二度経験したが、その都度動かずに耐えた。これらの条件がすべて満たされたときに、試しに最初のポジションを持った。その後の動きで、この忍耐が無駄ではなかったと証明された。

**増し玉のときに手が震えそうになった話**

三日目の調整時、RSIは直接28まで落ちた。私はボリンジャーバンドの下限を見つめながら、「絶対に割らないで、絶対に割らないで」と念じていた。幸い、下限はまるで溶接されたかのようにしっかり支えていた。しかし、私は慌てて買い足すのではなく、RSIがゆっくりと35以上に戻るのを待ち、その波動の勢いが過ぎ去ったことを確認してから二つ目のポジションを増やした。その日のうちにアカウントの数字が上昇し、その感触は、無理に突っ込んで正解だったと確信できるものだった。

**最も不安だったのは第五日深夜**

突然の急落で、含み益が一気に半分近く縮まった。動揺しないと言うのは嘘だが、それでもまず指標を見ることにした——MACDはまだ0軸の上にあり、デッドクロスは出ていない。ボリンジャーバンドのミドルバンドがちょうど下落幅を受け止めており、割り込んでいなかった。以前、慌てて損切りしてさらに損をした経験を思い出し、「動かない」と自分に言い聞かせた。MACDが再び赤い柱を出し、RSIが売られ過ぎゾーンを離れるまで待ち、三つ目のポジションを買い足した。その後数日で、縮まった未実現利益もゆっくりと回復していった。

**退出のタイミングは事前に考えておく**

ポジションを開く前に、どうやって退出するか計画していた。目標まで少し距離があるときは、まず30%を手仕舞いして利益確定。次に少し上昇したら40%を出し、最後に30%を残してもっと利益を狙う。なぜ「最高点」を待たないのか？これまで多くの人を見てきたからだ。ローソク足を見て最高点を狙おうとし、結果的に相場が反転し、利益をすべて吐き出してしまうケースだ。利益確定したお金こそ本当のものであり、未実現利益は数字に過ぎない。

8年の経験から、私はこう理解した：このマーケットは一攫千金の神話に満ちているが、その話はあくまで聞き流すものだ。本当に生き残るためには、一歩一歩を堅実に進め、すべての操作を論理に基づいて行うことだ。感覚や運に頼るのではなく。今回、四桁から六桁に増やしたのは、一つも賭けではなく、「指標がOKなら行動し、ポジションを十分に取る」ことを徹底して積み重ねてきた結果だ。