# トレーダー必須学習：出来高プロファイルを使って価格のサポートポイントを見つける

なぜ特定の価格帯は反発しやすく、逆に他の場所は滑り台のようにあっさり抜けてしまうのか、考えたことはありますか？その秘密は**出来高プロファイル**に隠されています。

簡単に言えば、出来高プロファイルは時間と価格の関係を見るのではなく、「各価格帯でどれだけ取引されたか？」を示すものです。どの価格帯で取引が盛んだったのか、どこが活発で、どこが閑散としていたのかを把握できます。

**3つの重要な概念**

**コントロールポイント（POC）** — 最も取引量が集中した価格。ほとんどの場合、価格はこのポイントに戻りたがる傾向があります。POCの上にいるときは強気市場、下にいるときは弱気市場のサインです。これはトレンド判断の迅速な目安となります。

**バリューエリア** — 取引量が最も密集している価格帯（全取引の約70%を占める）。価格はこの範囲内で行ったり来たりしやすく、振り子のように動きます。

**高取引ポイント vs 低取引ポイント** — 高取引ポイントはサポートやレジスタンスの鉄壁となる場所。一方、取引量が少ない空白地帯は、価格がスムーズに抜けやすいです。

**使い方は？**

1. **底打ち狙い**：価格が高取引エリアで反発したら、買いの勢いが守備に回っているサイン。ここで反発狙いのエントリーを考えましょう。

2. **ブレイクアウト狙い**：価格がバリューエリアを突破したら、次の取引量の多いエリアへ向かう可能性大。トレンド追随のチャンスです。

3. **補助ツール**：TradingViewの"Fixed Range Volume Profile"を使って特定期間の出来高分布を確認。MACDやRSIと併用すれば、精度が格段に向上します。

核心の考え方：**価格の動きが見えないときは、まずどの価格帯で資金が集中しているかを確認しよう。**