弱気の丸坊主：売りを叫ぶパターン

ロウソク足がほぼ実体だけでヒゲが全くない状態を見たことがありますか？それが「マルボゾウ」と呼ばれるもので、弱気市場の完全な支配を示しています。

この状態は次のように解釈されます：始値 > 終値、そして両端にヒゲ（影）が全くない。迷いも反発もなく、売り圧力が一気に押し寄せていることを示しています。

トレーダーが気にする理由：

• これが売りの絶頂を示す：セッション全体で弱気が支配
• 強い売り圧力が確定
• その後のさらなる下落の前触れとなることが多い

ただし注意点： 一つのロウソク足だけで取引のシグナルとするのは危険です。強気相場や調整局面の後にマルボゾウが現れた場合、反転の兆しである可能性もあります。ただし、それを確認するためには以下の要素も必要です：

• 出来高の確認（(出来高の急増＝信頼性高し)）
• サポート・レジスタンスライン
• 他のテクニカル指標（RSI、MACDなど(）
• マクロ経済の状況

要約すると：マルボゾウは強い意志を示すサインですが、それだけで判断せず、他の要素と組み合わせて使うことが重要です。単独のトリガーとしてではなく、確認材料として活用しましょう。