アジア太平洋地域で暗号通貨の普及が急増中：本当の成長が起きている場所はこちら

Chainalysisが2025年版のグローバル暗号通貨普及指数を発表し、そのデータは暗号通貨が実際にどこで急速に普及しているのかを驚くべきストーリーとして語っています。

ランキングの全てを物語る

インドは3年連続でトップの座を維持—競争相手はいません。米国は4位から2位にジャンプし、規制の明確化と機関投資の流入の波に乗っています。パキスタン、ベトナム、ブラジル、ナイジェリアは急速に順位を上げており、これらの市場ではステーブルコインや送金が牽引役となっています。

アジア太平洋地域が実質的に主導

驚くべきは、アジア太平洋地域のオンチェーン取引活動が前年比69%増したことです（2024年6月から2025年6月まで）。地域全体の暗号取引量は12ヶ月で2倍以上に増加し、1.4兆ドルから2.36兆ドルに達しました。インド、ベトナム、パキスタンが主な牽引役です。

北米とヨーロッパは依然としてより大きな絶対取引量を持っています（それぞれ2.2兆ドルと2.6兆ドル）が、その成長率ははるかに遅いです。北米は49%増（ビットコインスポットETFの影響も）、ヨーロッパは42%増で推移しています。

これが実際に意味すること

要点は、暗号通貨の普及はもはや単なるブームではなく、国際送金やステーブルコインの換金といった実用的な用途に到達しているということです。アジア太平洋地域の成長スピードは、これは始まりに過ぎないことを示しています。