$UNI まであと少しで8000万に届く。そこまで行ったら完全に手を引く。この言葉は城中村の賃貸アパートで口にしたものだが、今やもうすぐ実現しそうだ。

2017年に2万元を手に市場に参入し、それから8年、資産は家族三世代が何不自由なく暮らせるほどの額に増えた。特別な情報源があったわけでも、運が爆発したわけでもなく、ただ一つの愚直な方法を徹底しただけ——3本の線を見る：50日移動平均線で短期を判断、200日線で強気・弱気を分け、出来高で資金が本物か検証する。

「バカみたいなやり方だ」と笑う人もいたが、この愚直さが口座に何桁もゼロを増やしてくれた。BTCが5000ドルを突破した頃、50日線がちょうど200日線を上抜けし、出来高が普段の3倍に跳ね上がった。婚約者との新居を売り、さらにもう一軒を担保にして、300万元をかき集めて一気に投じた。あの相場で初めて口座が8桁に達した。

この手法の真髄は、いくら上がるかを予測することではなく、いつ逃げなければならないかを知ることにある。自分に3つの鉄則を課した。1つでも破れば大きな損を被る：

第一条：1銘柄に最大15%までしか投資しない。2018年にLTCが暴騰した時も、私は12%だけ投じた。その後80%暴落したが、口座はわずかな後退で済んだ。多くの人は臆病だと思うだろうが、実は長生きするためだ。

第二条：損切りラインは迷わない。主流コインなら50日線を8%割ったら即カット、アルトコインなら5%で撤退。LUNA崩壊直前、ルール通り1%のポジションを損切りし、7万USDT失った。その時は悔しかったが、後で借金を背負った人を見て、このルールが自分を救ったと分かった。

第三条：月に最大3回しか動かさない。始めたばかりの頃は毎日チャートに張り付いて、全ての値動きを取りたがったが、その結果マンションの半分を失った。その後、月に3回だけ取引すると強制したら、逆に「312暴落」や2021年4月の大相場をしっかり取れた。

先週、最後の取引をした。ETHが3度目に200日線を試したが割り込まず、出来高は驚くほど低かった。自分の手法ではチャンスと判断し、8%のポジションを投入、15%上昇で計画通り利確し、口座はちょうど8000万に到達した。

今日、荷物を整理していたら2019年のトレードノートが出てきた。1ページ目には「8000万稼いだら引退」と書いてあった。あの頃は城中村に住み、毎日まんじゅうを食べながらK線を眺めていた。まさか本当に実現するとは思わなかった。最後のページにはこう書いてある：「複雑な方法で稼げるのは感情の波の分だけ、シンプルな方法で稼げるのは時間の複利。」

お金が目標に届いて気づいたが、人生にはチャートを見るより大切なことがたくさんある。この手法はUディスクに保存して、たぶん裏庭に埋めておくだろう。結局、暗号資産の利益は永遠に取りきれないが、人生は一度きりだから。