クリスマス休暇により主要なグローバル市場は休場となり、取引は閑散としている。金価格はちょうど4500の歴史的な節目を突破した後、テクニカルな調整局面に入った。昨日の金価格は4525で日内高値に達し、その後4448まで下落し、最終的には4480付近で横ばいに推移している。この「新高後の調整」のリズムは非常に典型的である。 一方で、強気派は高値で利益確定を行い売圧を生み出し、休暇中の資金は慎重に様子見をしているため、双方は一時的にバランス状態にある。

しかし、中長期的なロジックから見ると、金の強気相場の基盤は揺らいでいない。米連邦準備制度の利下げ期待が絶えず強まり、ドルは継続的に弱含み、世界的な地政学的緊張も続いている。さらに各国の中央銀行が金を継続的に積み増していることも、金価格を支える重要な原動力だ。年内の金価格上昇率はすでに70%以上に達しており、短期的な調整は新高値後の正常な調整に過ぎず、トレンドの反転を示すものではない。RSI指標は確かに買われ過ぎのゾーンに入りつつあり、短期的な変動には警戒が必要だが、MACDの赤い勢い柱は引き続き増加しており、強気の勢いはまだ継続していることを示している。流動性が回復すれば、再び4550-4600のゾーンに向かって押し上げる可能性が高い。

テクニカル面では、4450-4500が短期的な勝負のポイントとなる。下値の4450は昨日の反発の安値であり、5日移動平均線の支えも得られている。この位置を維持できなければ、強気の構造に問題が生じる。上値の4500は目前の抵抗線であり、突破すれば新たな上昇空間が開ける。日足は強気の並びが完璧で、価格はボリンジャーバンドの上限に沿って推移している。4時間足の強気構造も堅固であり、1時間足は5日移動平均線を支えに着実に上昇している。全体的に見て強気の局面が明確であり、短期的な買われ過ぎによる調整リスクには注意が必要だ。

取引については、金価格が4455-4470のゾーンに下落し、そこにしっかりととどまれば、少量の買いで試しにエントリーし、ストップロスは4445以下に置く。ターゲットはまず4500-4520を見て、突破したら4540-4580へと上昇を狙う。逆に、金価格が4500付近で反発し、圧力を受けた場合は、少量の空売りを試み、ストップロスは4510以上に設定し、ターゲットは4480-4475とする。無理に高値追いをしないこと。具体的なエントリーはリアルタイムの動きに応じて柔軟に調整する必要がある。