ウォール・ストリート・ジャーナルの社説で水曜日に掲載されたポール・グリアル氏によると、CoinbaseはSECに対する情報公開請求(FOIA)の訴訟を和解した。和解条件の下で、SECは15万ドルを支払い、記録の保管(リテンション)方針を修復することを約束する。
この件は、元SEC委員長のゲイリー・ゲンスラー氏の2022年10月から2023年9月までのテキストメッセージをめぐるものだ。SEC自身のインスペクター・ジェネラル(監察総監)が、メッセージが、バックアップを作成する前に当局が氏の電話をリセットしたことで削除されていたと認定していた。12か月のこの期間はFTXの崩壊と、暗号資産取引所に対するSECの執行強化を含んでいた。回収されたテキストのうち38%は当局の業務に関するもので、その中には暗号資産規制をめぐる執行のタイミングに関する2023年5月のメッセージも含まれていた。グリアル氏は皮肉を指摘した。すなわち、ゲンスラー氏のもとでSECは、従業員の記録を失ったとして金融企業に対し10億ドル超の制裁金を科していたにもかかわらず、暗号資産規制にとって重要な期間において委員長自身の通信を保存できなかったのだ。