19日、韓国の活動家系ファンドは配当や自社株買い要求を超えて、独立した取締役会(ボード)によるガバナンスへと焦点を移した。アライン・パートナーズは前日、JB金融グループおよびBNK金融グループに対し独立取締役会の仕組みの導入を求めた。トラストン・アセット・マネジメントは同日、テクァング産業の取締役会に対して、経営陣からの独立性を証明するよう公に圧力をかけ、30日以内の公開対応を要求した。投資銀行業界の関係者は、この変化は持続可能な株主還元(リターン)には、真に独立した取締役会による意思決定構造が必要だという考えによってもたらされたものだとみており、成果重視の活動からガバナンス構造の改革へと進化していると位置づけている。
アライン・パートナーズ、金融グループに独立取締役会を要請
アライン・パートナーズは前日、JB金融グループおよびBNK金融グループに対して独立取締役会の導入を求める提案書を提出した。ファンドは両社に対し、ガバナンス改革の取り組みの一環として、合併のシナジー計画を見直すよう求めた。19日、投資銀行業界の関係者によると、国内の活動家系ファンドはこれまで、割安評価の企業に対して配当の増額、自社株買い、取消し、非中核資産の売却を要求することに重点を置いていた。
トラストン、テクァング産業の取締役会の独立性の証明を要求
トラストン・アセット・マネジメントは同日、テクァング産業に対して公開株主書簡を発行し、「独立取締役会は、経営陣を監視する役割を果たしていることを証明しなければならない」と述べた。資産運用会社は30日以内に公開対応するよう求めた。書簡では、取締役会が経営陣の意思決定のための「お手すき(ゴム印)」として機能する域を超えたことを示すよう挑んだ。
業界筋が解説:配当重視から戦略的進化へ
投資銀行業界の担当者は、「これまでの活動が配当金や自社株買いのような“成果”を求めていたとすれば、最近の活動は、まずそれらの成果を生み出す意思決定構造を変えることへと進化している」と述べた。さらに同氏は、「独立取締役会は今後の国内の活動における中核キーワードになる可能性が高い」と付け加えた。国内の活動家系ファンドは、株主還元(リターン)に関する政策から、その政策を決める取締役会の独立性へと、戦略的な重心を移している。
オリンパス:会計不正後に取締役会を再構築
日本ではオリンパスが、会計不正のスキャンダルを受けて、社外取締役を中心とした独立取締役会を設置した。企業はその後、医療機器に焦点を当てた事業再編と資本効率の改善を進め、企業価値を引き上げた。日本市場では、配当の拡大にとどまらず、取締役会の独立性や資本配分システムの改善をめぐる活動家キャンペーンが、ますます増えている。
FAQ
アライン・パートナーズはJB金融グループおよびBNK金融グループに何を求めた?
アライン・パートナーズは前日、両方の金融グループに対して独立取締役会システムの導入を求め、あわせて合併のシナジー計画を見直すよう要請した。
トラストン・アセット・マネジメントはテクァング産業に対してどんな期限を設定した?
トラストン・アセット・マネジメントは、独立取締役会が経営陣を監視する役割について、テクァング産業が30日以内に公開対応することを求めた。
オリンパスは会計不正の後、ガバナンス構造をどう変えた?
オリンパスは、会計不正が発覚した後、社外取締役を中心とする独立取締役会を設置し、その後は医療機器への事業の重点を再編するとともに、資本効率を改善した。