韓国取引所によると、7月10日にナスダックで上場されたSKハイニックスの米国預託証券(ADRs)は、韓国の取引所で取引される株式に対して14〜50%のプレミアムを維持している。7月15日時点ではADRsは国内株に比べて約25%上で取引されており、7月16日にはプレミアムが42%に拡大した。こうした継続的なプレミアムは、ADRsと国内株の間の換算に制約があること、さらにADRの発行枠が上限付きであり、リバーサル・コンバージョンが裁定取引を行うトレーダーにとって経済的に不利であることを反映している。
アナリストは、このプレミアムが時間の経過とともに正常化し、米国と韓国の市場間に新たな価格メカニズムが形成されると見込んでいる。韓国の現代モータース証券の研究員は、TSMCのADRsは25〜30%のプレミアムを維持しつつ、台湾からの構造的な資金流出は起きていないと指摘しており、同様のメカニズムが中期的にSKハイニックスのデュアル・リスティングを安定させる可能性があるという。