シティグループの貴金属リサーチ責任者である徐旬元氏によれば、2026年にプラチナ価格を動かしてきた市場ロジックは根本的に変わったという。プラチナのファンダメンタルズでは30万オンスの供給不足が示される一方で、グローバルETFのネット流出は年初来で50万オンスを超えており、投資家のポジショニングが需給のダイナミクスではなく、現在では価格変動を支配していることを示している。
徐氏は、原油価格が1バレル当たり$120から$70へ下落していることから、今後1〜2か月でインフレ指標が弱まる可能性が高いと指摘した。そうなれば、米連邦準備制度(FRB)の政策圧力が低下し、結果として米ドル安と実質金利の低下につながる可能性がある。これらは、貴金属価格に転換点をもたらす引き金になり得る。